2015.04.03
カテゴリ：紳士靴修理
かかと修理・靴底補強・内側革破れ補修
皆様こんにちは。
今回はビジネスシューズの定番
リーガルの靴底と内側の革の修理を
ご紹介致します。
リーガルの靴は修理の事まで考えられて作られてるので
修理した後、とてもしっかり直るんですよ。
修理前のかかとの状態がこちらです。
かかとの外側が削れて穴が開いてます。
そこで新しい合成ゴム製のヒールを取り付けます。
取り付けた状態がこちらです。
次は靴底の修理にとりかかります。
修理前の状態がこちらです。
靴底はさほど消耗していなかったのですが
靴底が縫われているタイプでしたので
ステッチの保護のために今回はラバーのシートを貼ることにしました。
ラバーのシートを貼った後の写真です。
これでステッチを保護できましたので
靴も長持ちします。
次は内側の革の破れの修理にとりかかります。
修理前の状態がこちらです。
内側の革がすれて薄くなり１部は剥がれてきています。
このような場合は上から１枚革を貼って補修していきます。
補修した後の写真です。
ヒールカップの形が綺麗な状態でしたので
とても綺麗に仕上げる事が出来ました。
上はミシンで縫ってあるのですが
革を折り込んで糸が内側表面に出ないように仕上げました。
そうする事で縫い糸が切れて革が剥がれる事を予防できます。
以前より長持ちするように修理いたしました。